一年を通して、季節の変わり目は体調を崩しやすいですよね。
大人でも調子が悪くなりやすいですから、体の小さな子供はもっと体調を崩しやすいはずです。
私の娘は、ある時期から、一日中、咳が止まらなくなりました。
初めは、風邪かなと思い込んでいたのですが、2・3週間経ってもおさまらず、見ぬに見かねて病院を受診したところ、「寒暖差アレルギー」という事がわかりました。
聞きなれない言葉だったので、ビックリしましたが、最近はこの症状の子供が多いようです。
ご自身のお子様の咳が長期間続いている。
しかし、風邪ではなさそうと感じられるなら、このアレルギーの症状かもしれません。
寒暖差アレルギーが、どのような症状なのかをお伝え出来たらと思います。
寒暖差アレルギーとは
寒暖差アレルギーとは、文字通り、急激な温度差から起こる症状のことです。
例えば、熱々のラーメンを食べようとした時に、鼻水が出そうになることってありますよね。
まさしく、この症状が寒暖差によっておこる症状です。
急激に気温が変わる季節の変わり目に起こりやすいです。
実は寒暖差アレルギー、アレルギー性によるものに感じられますが、アレルギーの元になるアレルゲンがないのが特徴です。
では、どうして起こるのかと言いますと、
寒暖差によって自律神経が乱れてしまい症状が引き起こされてしまうのです。
寒暖差アレルギーの症状
下記が寒暖差アレルギーの症状です。
❷長引く咳
❸倦怠感やイライラ感
❹蕁麻疹
人によっては上記の症状が、全て出たり出なかったりすることもありますが、
比較的、風邪に似た症状になります。
ですから、初めは風邪と勘違いしやすいです。
私の娘も当初は、風邪の診断をされましたが、咳がなかなか引かないので、違う病院で診てもらうと「寒暖差アレルギー」と診断されました。
では、それぞれの症状を具体的に見ていきます。
【鼻水やくしゃみ】
鼻水は透明でサラサラとしているのが特徴です。
風邪と違いウイルスがいるわけではないので、色がつくことはありません。
あとは、くしゃみがでることもあります。
【咳】
寒暖差で気管支が刺激されてしまい咳が出ます。
咳の症状が重くなると、咳喘息にもなってしまう恐れもあります。
咳喘息は、気管支ぜんそくの1歩手前の状態であり、咳が止まらなくなってしまいます。
【倦怠感やイライラ感】
寒暖差アレルギーとは、自律神経の乱れが原因で起こっていますので、精神的に不安定になることもあり、倦怠感やイライラ感、不安等の症状も起こることがあります。
【蕁麻疹】
寒暖差アレルギーで出る蕁麻疹には、寒冷蕁麻疹と温熱蕁麻疹の二つがあります。
寒冷蕁麻疹は、皮膚の温度が急に冷えることでおこる蕁麻疹です。
症状は、強いかゆみと赤みです。
温熱蕁麻疹は、温かい刺激を受けるとできる蕁麻疹です。
症状は、強いかゆみと赤味とわずかな腫れです。
上記が一般的な寒暖差アレルギーの症状です。
風邪との見分け方ですが、
ハッキリとした違いは、鼻水の色・発熱にあります。
鼻水は、先ほども言いましたが、透明で色がつきません。
そして、寒暖差アレルギーは、基本的には、発熱しません。
これらの違いから、風邪かどうかを判断できます。
まとめ
筋肉が多い体は、脂肪燃焼により、多少寒いところに行っても体温の変化が起こりにくいと言われています。
しかし、女性や子供は筋肉量が少ないために、寒暖差アレルギーを起こしやすいのです。
子供の場合は、自分で風邪との違いを判断しにくいです。
子供の症状をしっかりと観察し、対処してあげたいものです。
「寒暖差アレルギーの治療と予防」に関しては、別記事でまとめさせて頂きます。
ゆみ