排卵日が来たらそのまま体温が上がるはずなのに…
上がる気配がない。

病院に行き、排卵済みのチェックもしたはずなのに一向に体温が上がらない。
体温が上がらない原因と対策について載せてありますので、該当する方は参考にしていただけれたらと思います。
排卵後体温が上がらない理由
そもそも、女性は排卵日を境に低温期と高温期に分かれます。
排卵後に分泌されるホルモン(黄体ホルモン)は体温を上げる働きをします。
排卵すると黄体ホルモンをたくさん分泌することで体温を上げ、子宮や子宮内膜の受精卵が着床しやすくしてくれます。
上記の働きにより通常は体温が上がっていくはずなのですが、上がらないには理由が存在します。
原因
・無排卵の可能性
・黄体機能不全
・ストレス
体温が上がらない理由は、上記の事が考えられます。
一つずつ原因をみていこうと思います。
無排卵の可能性
無排卵とは、排卵が起こらないことをいいます。
この場合、黄体ホルモンの分泌がされず体温は低温のままになります。
しかし、無排卵の場合でも生理が来ることもあります。
その場合、生理周期がバラバラであることが多く、生理が続く日数が安定しなかったり血の量が多すぎたり少なかったりすることもあります。
初めの方は無排卵に気づきにくいこともありますが、体温が2層にならなかったり生理周期が不安定なことが続くようなら婦人科に相談してみましょう。
黄体機能不全
黄体機能不全とは、黄体ホルモンを分泌する「黄体」がうまく機能しなくなる状態です。
先ほどにも言いましたが、黄体ホルモンの作用で基礎体温が高くなり子宮内膜の厚い状態が保たれるようになります。
黄体機能不全になると、黄体ホルモンの分泌が少なくなるので体温が上がりにくくなったり、上がったとしても期間が短かいこともあります。
黄体機能不全の症状には、不正出血があります。
子宮内膜を維持することができなくなり、すぐに剝がれ落ちてしまうので起きてしまうのです。
ストレス
ストレスによってホルモンのバランスが崩れることもあります。
妊娠を気にしすぎることが実はストレスになっていることもあります。
たまには妊活を忘れてストレスを抱え込まないことが改善につながるかもしれません。
高温期にならない場合の対策
基礎体温が2層にならずに高温期が来ない状態を放って置くと、不妊に繋がる場合もあります。
日頃から出来る範囲で良いですので、対策をしてみましょう。
対策をいくつか載せてみました。
生活習慣の見直し
食生活もそうですし、睡眠もそうです。
極度のダイエットで食事量を減らしてしまうのは、体温が上がらない原因にもなってしまいます。
野菜だけでなく、タンパク質、他の栄養素もバランスの取れた食事を取りましょう。
睡眠面では、早寝早起きを心掛けて体内リズムを整えましょう。
他にも、タバコを吸うのを控えたり、お酒もほどほどが良いでしょう。
ストレスをためない
ストレスはホルモンのバランスに影響されやすいです。
基礎体温を2層に分けるためにも、極力ストレスは溜めないことが良いでしょう。
お薬の力を借りる
病院に行きピルや漢方、排卵誘発剤などの薬の力を借りることも一つの方法だと思います。
私が一人目の不妊治療をしているときは、排卵を起こらせるためクロミッドという排卵誘発剤を飲んでいました。
まとめ
排卵したはずなのに体温が上がらない場合、無排卵や黄体機能不全だったという事もあります。
基礎体温をつけていないうえ、生理らしきものが来ていたからと放置していては後悔する結果になりかねません。
日頃から基礎体温をつけ、体の状態を知っておくことが大事です。
ゆみ