子供を望んでいるけれど、なかなか妊娠に至らない…
不妊治療の病院に通ってる真っただ中…
ご自身で妊活に励んでいる方もいらっしゃれば、病院に通いながら妊活中と様々なパターンがあります。
色んな方法や治療があると思いますが、今回は基本である「食事」に関して書きたいと思います。
妊娠中の食生活は大事とされていますが、妊娠前の食生活も妊娠するのにとても大切です。
「食事」に少しでも関心を持ち、妊活にプラスとなる体つくりを目指してほしいです。
「食事スタイル」の基本的な習慣
若い頃はついつい食べ過ぎ・飲みすぎ、無理なダイエットなどで不規則な食生活になりがちです。
しかし、妊娠を望むのであればこの習慣を一変しなければなりません。
「肥満」は、排卵を起こしにくくしたり・流産率が高くなったりと妊娠できる可能性を狭めるのです。
また無理なダイエットで「痩せすぎ」もホルモンが狂ってしまいますので、生理が止まってしまったり排卵が無くなってしまう危険もあります。
「肥満」も「痩せすぎ」も妊活にいい影響を与えないのです。

ポイント
- 毎日決まった時間に3食
- 偏りなメニューよりもバランスのとれた食事
- 食べ過ぎや極端なダイエットはしないように
- 毎日、自分に合った必要カロリーをとる
食事のスタイルに関してはこれらの事を心掛けてほしいです。
項目の上3つは規則正しい食生活をとれるよう心がけましょう。
そして最後の項目にある「自分に合った必要カロリー」の出し方を書いておきますので参考までに。
成人であまり運動しない人の1日の必要摂取カロリーは、
体重(kg)×25〜30が良いとされています。
この計算から出た数字のカロリーを基準に、生活スタイルに合った摂取量をとれると良いでしょう。
妊活にお勧めの食べもの
では、食事のスタイルもある程度わかったところで次は妊活にお勧めの食べ物を紹介したいと思います。
ビタミンEを豊富に含んだ食べもの
これは妊活している女性だけに限らず男性側にも言えるのですが、老化を防ぐ栄養素が含まれた食べ物です。
ビタミンEには、卵子や精子の老化を防ぐ効果や、血行を良くしてくれる働きがあります。
具体的な食材の例
- うなぎ、子持ちカレイ、たらこ
- カボチャ、ホウレン草、アボカド
- アーモンド
1日あたりの目安量は6.0mgです。
うなぎの蒲焼だと1串半、アボカドだと生で3/4~1個分に相当します。
タンパク質の多い食べ物
人の体の約60%は水分でできており、たんぱく質が20%を占めていると言われます。
タンパク質は、体を作るのに欠かせないものです。
また、体を温めて血流を良くするためにも必要です。
血流を良くすることで、冷えの防止をしてくれるのです。
具体的な食材
- 鶏卵
- 豚肉
- 鶏肉
- 大豆製品
- 魚
タンパク質は太りやすいイメージがありますが、実は反対で、不足する方が太りやすいのです。
タンパク不足で代謝が悪くなり、食事で摂り入れた炭水化物などが消費されにくくなってそのまま身についてしまうのです。
「健康的な体つくり」のためにも必要な栄要素の一つです。
鉄分を多く含む食材
貧血の予防に「鉄分」が大切と言う記事を書きましたが、
鉄分が不足すると、生理不順を起こしたり卵巣にも影響を与えます。
また女性ホルモンにも影響を与えてしまうため、不妊に繋がりやすいのです。
鉄分を多く含んでいる食べ物
- レバー
- 赤みの魚 など
詳しくは別記事で載せてありますので参考にしていただけれたらと思います →女性の貧血対策にお勧めの食事は??
葉酸を含んだ食べ物
妊活をしていると「葉酸」と言う言葉をよく目にします。
葉酸は、妊娠初期の胎児の発育に欠かせない栄養素と言われています。
では妊娠前に取っていた方が良い理由とは…
葉酸は「造血のビタミン」とも呼ばれるビタミンB群の一種であり、赤血球を作る役割をします。
女性にとっては子宮内膜を丈夫にする要素とされ、また男性の精子の質を向上する要素もあると言われています。
妊娠を望む夫婦、両方に効果的なのです。
葉酸の含む食べ物
- うに、ほたて
- いちご
- 枝豆、モロヘイヤ
- 卵黄、納豆
葉酸は推奨量を1日あたり400μgとされています。
毎回の食事でこれだけの量をとるのは大変なので、サプリを飲むのも良いでしょう。
まとめ
妊娠するためには「食事」がとても大事なことがわかりました。
日々の食生活の改善で、少なからず妊娠しやすい体になっていくと思います。
ぜひ、食事の見直しをして妊活に励みたいですね。
ゆみ