前回は卵管造影検査の結果が悪くても卵管の通りを治療する手術(卵管鏡下形成手術)があることをお伝えしましたが、
卵管鏡下形成手術をしなくても自然妊娠が出来るのかどうかについて調べてみました。
結論から言いますと、左右両方の卵管が詰まっている場合は妊娠の可能性はありませんが、
片方だけ詰まっている場合や、卵管が狭い場合は手術をしなくても自然妊娠の可能性はあります。
くわしく書きましたので、ぜひ参考にしてください。
卵管のつまり
卵管に詰まりがあるかどうかは、卵管造影検査で調べることができます。
卵管造影検査の詳しい内容には別記事に記載していますので参考にしてください。
検査結果のレントゲンは下のようなものになります。
左のレントゲンが、子宮から左右に卵管が通っている写真になります。
しかし、卵管に詰まりがあると右写真のように卵管に白い造影剤が通っていない状態になります。
左右両方が閉塞している場合は「両側卵管閉塞」といい、
この場合は治療を受けない限り自然妊娠が難しいとされています。
片方が詰まっている場合
検査で片方の卵管だけが詰まっている場合、卵管の詰まりを治す手術(卵管鏡下形成手術)を受けなくても妊娠するケースがあります。
色々と調べていると、面白いデーターが見つかりました。
ある病院で調査した結果、両方の卵管が通っている場合と片側だけ通る場合で、妊娠率に違いが無かったというのです。
また、ごく稀に詰まっている方の卵巣から排卵しても反対側の卵管采(卵管の卵子を捕まえる部分)がキャッチしてくれることもあるそうです。
実際に閉塞側の排卵で妊娠成立された方もいたと言う例もあります。
片方だけ閉塞の場合は、卵管の手術をしなくても妊娠の可能性はゼロではないのです。
私も片方だけ閉塞しているので、とりあえずは手術もせずにタイミング法で試していく予定です。
両側が詰まっている場合
両方の卵管が閉塞していると、いくらタイミング法や人工授精にチャレンジしていても妊娠に至る確率はほぼゼロになってしまいます。
しかし、先ほども言いましたが卵管鏡下形成手術をして卵管を通すことができれば自然妊娠の可能性も広がりますし、体外授精へとステップアップする方法もあります。
妊娠できないわけではありませんので、絶対にあきらめないでください!!
大阪の体外受精が出来る病院をピックアップしてみました。ぜひ、参考にしてみてください。
↓
まとめ
卵管が詰まっていても自覚症状は出ません。
検査をおこなって初めてわかるのです。
ですから、早くの段階で卵管の検査はお勧めいたします。
また、結果が悪くても決してあきらめる必要はありません。
妊娠できないわけでは無いのですから!
方法はあります。
前向きに頑張っていきましょう!!
ゆみ