こんにちは。
日々、4歳児の子供に試行錯誤しているママブログのゆみです。
うちの娘は昔からビックリするくらい寝ません。
早く寝て欲しい気持ちと裏腹に全く寝てくれないときに、イライラと感じたことが一度でも経験ある方は多いのではないでしょうか。
この様な悩みを感じているママは意外と多いです。
一般的に寝ない時は絵本が効果的と言われていますが、うちの娘には絵本は全く効果がありませんでした。
あらゆる方法を試してきて、特に子供にピッタリだった対処法をみつけました。
結論からいうと、私の娘に唯一効果があったのは、「子供と同じ呼吸法で寝る」ことでした。

目次
子供の平均睡眠時間
まず、世間一般の子供の睡眠時間はどれくらいなのでしょうか。
年齢 | 平均睡眠時間 |
---|---|
1歳 | 9.6時間 |
3歳 | 9.8時間 |
中学生 | 7.5時間 |
高校生 | 6.6時間 |
上の表は、
社団法人日本小児保健協会「平成12年度幼児健康度調査報告書」をまとめたものです。
ついつい自分と比較して、1歳から3歳児は、9時間強も睡眠がとれているので十分。
と感じてしまいますが、私たちが子どもだった頃から比べると大きく減少しています。
適切な子供の睡眠時間の目安は、
1~3歳児で12~14時間、4~6歳で10~13時間、7~12歳で10~11時間、13~18歳で8~9時間と
とある看護学科の教授さんもおっしゃられています。
娘の場合、夜は23時に寝て朝は7時に起きる時期もありましたので、理想の睡眠時間を大幅に下回っていたと言うことになります。
皆さんも、一度お子さんの睡眠時間を見直してみてください。
睡眠不足による子供への影響
寝ない日が続いたとき、旦那は子供が眠たくなるまで起こそうと考えました。
では、睡眠時間が少なることでと悪影響はないのでしょうか??
いいえ、悪影響あります!!
睡眠不足が続いてしまうことで3つの悪影響を及ぼします。
脳や身体の発育途中に悪影響
人間は、身長を伸ばすホルモン(成長ホルモン)が寝付いてから2時間くらい経った一番深い眠り(ノンレム睡眠)の時に大量に分泌されるようになっています。
成長ホルモンだけでなく、知識や記憶もノンレム睡眠の際に定着することがわかっています。
難しく書きましたが、要するに睡眠不足が続くことで子供の成長を害する恐れもありますし、大事な記憶にも影響を与えてしまうという恐れがあると言うことです。
学生の頃の一夜漬けもその例にあたるといえます。
一夜漬けで覚えたことはテスト後には、ほぼ忘れてることが多いはずです。(私はほぼ一夜漬けでしたので、今では全く覚えていません。)
今になって一夜漬けは全く意味がなかったものだと理解できます。
イライラ感の増強
2つ目の影響はイライラ感が増すことです。
最近では「キレやすい子供」が多いと言われています。
実はイライラの原因には、自律神経が関係しています。
自律神経は交感神経と副交感神経の2つで成り立っています。
交感神経は起きている状態の時や緊張状態の事を言い、副交感神経は寝ている時やリラックスしている時の事を言います。
この2つの神経がバランス良く保たれていることで人は成り立っているのです。
しかし、睡眠不足になることで交感神経のもつ特徴である興奮状態が続いてしまいイライラ感や衝動行為に繋がってしまうのです。
身体への不調
3つ目の影響は身体への不調です。
不調とは糖尿病や高血圧を言います。
人は睡眠不足になると、血糖値を下げるインスリンが効きにくくなってしまいます。
インスリンの低下により糖尿病へのリスクも増えてくるのです。
交感神経の持続時間が増加することで過度の緊張状態が続く事にもなるので高血圧というリスクも高まります。
このように慢性的な睡眠不足によって、子供たちに身体への不調やイライラ感、記憶力の低下などの症状があらわれ、まるでお年寄りの認知症の様な状態になる可能性もあるのです。
「たかが睡眠不足」ではない問題なのです!!
子供を寝かせるための対処法
では、どうやって子供を睡眠不足にならないようにしたらいいのでしょうか。
やはり夜中まで起こすのではなく早く寝かせることです。
けれど、寝ないとどうしたらいいの?と思いますよね。
子供が寝てくれない時の対処法をご紹介したいと思います。
早起きをする
要するに、「夜寝るのが遅いなら早くおこせば良い!」という考えです。
この対処法にはちゃんとした理由もあります。
ひとの睡眠にはメラトニンと言うホルモンが関係します。
メラトニンは人に自然な眠りを誘う作用があります。
朝目覚めてから14~16時間経過したところで分泌が高まり、眠気を感じるようになっているのです。
朝7時に起きれば、21時ごろには眠くなるはずです。
そこで娘にも実践してみることにしました。
はじめは朝起こすのが大変でしたが、甲斐あって以前よりも早く寝てくれるようになりました。
しかし・・・
[char no="2" char="困るゆみ"]子供が朝早くから起きてしまうと、家事ができないので、私が挫折しました。[/st-kaiwa8]
日中は目いっぱい動かせる
私が子供の頃、家族で出かけると帰りの車内ではグッスリ寝ていたものです。
それを思い出し、日中に目いっぱい遊ばせることで体力を消耗し疲れて寝てくれるだろうと考えました。
試しに日中に目いっぱい遊ばせてみたのですが、付き添いした親が先に疲れてしまい、子供よりも先に寝てしまうと言う残念な結果に終わってしまいました。
体力がある子供には効かないこともあるのだとわかりました。
絵本を読み聞かせる
子供は寝る前に興奮状態だと寝つきが悪くなります。
そこで寝る前に絵本を読む習慣をつけることで、リラックス状態にさせる対処法です。
しかし娘には効果がありませんでした。
娘は聞くよりも自分で読む方が楽しかったみたいで、逆に私が読み聞かせをしてもらうという結果になりました。
親自身が焦らない
ママが子供に対し「早く寝て欲しい」と言う感情を抱くことは決して不思議な事ではありません。
なぜなら、子供がようやく就寝することで自分の時間を持つことが出来るからです。
危険なのは、早く寝て欲しいと言う気持ちから焦りが出ることで子供にも伝わってしまうパターンです。
子供は以心伝心で、親の心を言葉にしなくてもキャッチします。
焦りは必ずと言っていいほど伝わってしまいます。
なるべく自分にも余裕をもって寝かせた方が効率は良いでしょう。
子供の呼吸に合わせて一緒に寝る
人は、寝るとリラックスして呼吸数が減ってきます。
隣でそのリズムが聞こえてくると、自分もリラックスして眠たくなるという原理を利用した方法になります。
結論から言いますと、色々試してきた結果この方法が一番適していました。
私が実践している「子供の呼吸に合わせて寝る」方法を具体的に書きたいと思います。
まずは布団に一緒に入った後、子供に伝わるように呼吸を合わせて下さい。
この時はまだ興奮状態ですので呼吸数も早いはずです。
同じように合わせて下さい。
徐々に子供の興奮状態が落ち着いてきたと思うところで、
今度はママから少しずつ呼吸数を減らすようにゆっくりと誘導してあげて下さい。
そうすると、子供もこちらに合わせてくるようになります。
合わせてくれたらこっちのものです!!!
あとは、子供がリラックスして寝てくれるはずです。
【ここで、まだ寝る気配がない場合】
肩や背中をトントンしてあげて下さい。
子供はトントンの音をママのお腹の中にいた時に感じた心臓の音と疑似再現します。
そうすることでリラックス効果が高まるのです。
私の子供はこの方法だと比較的寝てくれるようになりました。
まとめ
子供が寝てくれないのは、育児中のママにとってはかなりのストレスになります。
しかし、だからと言って睡眠不足にさせていると何らかの支障が出ることは間違いないのです。
こどものからだの事も考え、この対処法が少しでも役立つことを祈っています。
ゆみ