暑い季節になると、汗で蒸れてしまい皮膚がかゆくなることありませんか?
わたしは特に首回りに湿疹ができ、掻きすぎて跡が残ってしまう事が多いです。
先日は娘が下半身がかゆいと言うので家にあった「あせも」の軟膏を塗ったのですが、いつもだったら直ぐに良くなるのに今回はかなり長い時間痒がっていました。
酷い時は夜中に起きて「痒い!」と寝れない事もあったので、一度産婦人科に連れていきました。
そこで診断されたのが、
「カンジダ症」でした!!
まさか、わずか5歳の娘が婦人病にかかるとは思っていませんでした。
今回は、子供でもカンジダ症になるのだと言う事を知っておいて欲しいと言う気持ちで書きました!
子供のカンジダ症
カンジダ症と言っても、女性に多い膣カンジダや口腔内のカンジダ・爪に起こるカンジダ・赤ちゃんのオムツかぶれの原因にもなっているカンジダなど、発症する場所もまちまちです。
今回は、子供の膣カンジダ症に焦点を当てて詳しく見ていこうと思います。
ちなみに、成人女性のカンジダ症に関しては別記事でも書いてありますので参考にして頂けれたら嬉しいです。
↓
子供のカンジダ症の原因
カンジダ症がおこる原因は、常に体に存在している常在菌であるカビの一種カンジダ・アルビカンスによるものです。
普段は他の常在菌とバランスよく住んでいるのですが、体調を崩して免疫が落ちてしまったり抗生物質を使用した際に繁殖してしまう事もあるのです。
また、子供の頃は腟の酸性度が低く、自浄作用が弱いのですので不潔であったり、下着の刺激などによっても発症してしまう事もあるのです。
子供のうちは大人のように身の回りの事も完璧にできませんし、体調管理なんて困難なことです。
機能も未熟なため簡単に発症してしまいやすい条件であるのは間違いないのです。
ここで間違ってほしくないのは、「免疫が下がったから」「抗生物質を使ったから」で絶対に発症するわけでは無いということです。
その時の体のコンディションによっても変わってくるのです。
カンジダ症状
カンジダ症の代表的な症状
症状
・強いかゆみ
・白色または黄色のおりものの増加
・皮膚が赤くなったり腫れる
・おしっこの時に感じる痛み
特に多いのが、強烈なかゆみとおりものの増加です。
この辺りの症状は大人も同じ症状がでます。そのため、あのかゆみを子供が我慢することはかなり大変だと個人的には感じます。
また、パンツに黄色におりものが大量につくことも多いです。
娘はかなり神経質な子ですので、下着が汚れていることにかなり嫌悪感を感じていました。
この辺りの症状が出たとき、一度ママやパパは股を見てあげてください。
赤く腫れていることがあります。
この時点ですぐに病院に行くのが確かです。
カンジダ症だと感じたら何科に受診したら良いの!?
カンジダ症だろうなと感じたら大人の場合ですと市販の薬でも治ることがありますが、子供の場合は念には念を、病院に受診することをおすすめいたします。
ママたちが一番迷うのがこれではないでしょうか。
私の場合は、『婦人科=大人』と言うイメージでしたので皮膚科に行くのがベターかなと思っていました。
結論から言いますと、皮膚科でも小児科でも婦人科でも間違いではありません。
ただ、個人的には「小児科」をおすすめします。
病院の先生によっても異なりますので一概には言い切れませんが・・・
皮膚科に行った際は股の陰部までは見てくれなかったので、外陰部の様子から「レスタミン」という抗ヒスタミンであるかゆみ止めだけを処方してもらいました。
ただの炎症と間違われやすいのかもしれないですね。
その後も症状が治まらないので、思いっ切って小児科を受診してみました。
膣の中を見て、「最近、副鼻膣炎か何かで抗生物質を飲みましたか?」と問診だけでカンジダ症だと診断されました。
貰った薬もカンジダ菌に対するもので、種類が全く異なりました。
・強烈なかゆみ
・黄色や白のおりもの
・赤い腫れ
↓
「小児科」へ
子供のカンジダ症の治療法と対策
治療法
たいていの場合は、軟膏クリームになります。
娘の場合、膣錠(膣内に1~2センチほどの薬を入れる)を試そうとしたのですが痛がるようだったので軟膏にしてもらいました。
エンぺシドクリーム
出典:AllAbout
カンジダ症などに使用される薬です。
すごいもので、あれだけ毎日痒がっていたのが3~4日もすれば全く症状がなくなりました。
対策
カンジダ症は子供でもなるのです。
むしろ、子供の方がなりやすいかもしれません。
あんなにつらい思いを二度とさせたくないので、発症しないための対策をしっかりと行いたいものです。
対策と言っても、そんなに構える必要もありません。
日々の生活で少し意識するだけで大丈夫です!!
ポイント
・栄養・睡眠はしっかりとる
・トイレの後は優しく拭く
・通気性の良い下着をつける
これだけを意識するだけでも十分対策になります。
カンジダは湿気の多いところを好みやすいので、通気性の下着に変えるだけでも違うと思います。
最近私が購入した子供用の下着が
出典:無印良品
ママ友の間でも人気の高い、無印の下着です。
締め付けるパンツゴムが無いうえに、綿がオーガニックコットンで出来ているため柔らかく履きやすいです。
このパンツにしてからお腹周りの湿疹も出ませんし、股の部分の蒸れも感じにくそうです。
下着以外にもう一つ、お風呂で注意していることがあります。
強い石鹸で股を洗いすぎない事です。
デリケートゾーンは奇麗にした方が良いと思いがちですが・・・
カンジダ菌は体内に存在する菌です。強い殺菌作用の石鹸は菌のバランスが崩れるので,実は逆効果なのです!
みなさん、子供が赤ちゃんの時に使ったこれ、覚えていますか?
そうです!!沐浴の時に使った「スキナベーブ」です。
すごく懐かしいです。
この商品を販売している持田ヘルスケアがデリケートゾーン専用の石鹸「コラージュフルフル 泡石鹸」を販売しているのです。
デリケートな部分には優しい石鹸を使う方が断然いいです!!
まとめ
子供でカンジダ症なんてなるとは想像もしませんでした。
しかし、婦人科の先生も言ってましたが最近は子供でカンジダになる子が多いそうです。
きちんと治療さえしたら治りますが、発症するとかなりの痒みで苦しいです。
どうか、早めの発見でつらい時期を少しでも縮めてあげてください。
ゆみ